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2025年05月24日

ゼニスが得意とするクロノグラフ搭載モデルに注目して、40代男性にお勧めするモデルを紹介しよう。

ゼニスは、伝説的なムーブメントのひとつであるエル・プリメロの開発を通じて、自動巻きクロノグラフの実用化に大きく貢献した歴史を持つ。その歴史的背景の下、現在でもハイスペックなクロノグラフムーブメントをラインナップしているのだ。

ゼニスのクロノグラフ搭載モデルに注目
今回のテーマは、40代男性に向けたゼニスのクロノグラフ搭載モデルの紹介である。最初に、ゼニスの誇る自動巻きクロノグラフムーブメントであり、アイコンとも言えるエル・プリメロについて振り返ろう。

エル・プリメロとは、1969年に発表されたCal.3019PHCに付けられた正式な愛称である。スペイン語で「No.1」を意味しており、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントであることを強調するものだ。実際には、Cal.6139(セイコー)やCal.11(ホイヤー・レオニダスをはじめとした4社共同開発)が発表されており「どれが世界初か?」という点には議論の余地があるのだが、時計技術の向上に大きく貢献した自動巻きクロノグラフの祖のひとつであることは間違いない。

今回は、エル・プリメロの系譜を引く最新ムーブメントについて取り上げつつ、魅力的なモデルに注目して紹介してゆこう。

「クロノマスター スポーツ ブルー」Ref.03.3114.3600/51.M3100

ゼニス「クロノマスター スポーツ ブルー」Ref.03.3114.3600/51.M3100
自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3600)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm)。10気圧防水。148万5000円(税込み)。
Cal.3019PHCを受け継ぐエル・プリメロの特徴は、毎秒10振動であること、そしてクロノグラフの制御を水平クラッチによって行っていたことだ。ケースバック側の輪列が、水平クラッチの動きと合わせて作動を鑑賞しやすいという美点もある。

現在のゼニスの主軸となる自動巻きクロノグラフムーブメントのCal.エル・プリメロ3600は、毎秒10振動(3万6000振動/時)をはじめとした特徴を引き継ぎつつ、新たな魅力が加えられていることが注目点だ。トピックスは、センタークロノグラフ秒針が10秒に1回転することである。一般的なクロノグラフムーブメントでは、60秒で1回転となるため、10分の1秒を読み取る難易度が高いが、本作ではそれが容易となっている。また、シリコン製のガンギ車とアンクルの採用によって耐磁性を高めるとともに、作動効率を上げてパワーリザーブを約60時間に延長している。こういった点から、伝統を引き継ぎ、機能の追加で魅力を高め、基本性能を高めたムーブメントと評することができるだろう。

このCal.エル・プリメロ3600を搭載するのが、「クロノマスター スポーツ」であり、10分の1秒を測り取ることができる機能にフォーカスしたモデルとなっている。その中で、今般紹介する「クロノマスター スポーツ ブルー」は、モダンなスタイリングを持つモデルで、3つのインダイアルはブルー、ライトグレー、ダークグレーに塗り分けられており、これはエル・プリメロのファーストモデル「A386」を引き継いだものとなる。クロノグラフ秒針の特徴的な作動を反映して、3時位置には60秒積算計が配され、6時位置に60分積算計、9時位置にスモールセコンドが配される。ステンレススティール製のベゼルインサートはスポーティーな印象を生み出すのと同時に、10分の1秒のスケールによって測時をサポートしている。

「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」Ref.03.3400.3610/39.M3200
ゼニス「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」Ref.03.3400.3610/39.M3200
自動巻き(Cal.エル・プリメロ3610)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース( 直径38mm)。5気圧防水。191万4000円(税込み)。
次に紹介する「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」は、ここまでに紹介したゼニス、およびオリジナルのエル・プリメロ(Cal.3019PHC)の歴史に深く結びついたモデルだ。先に踏まえておくべきは、Cal.3019PHCは、その開発段階からトリプルカレンダーとムーンフェイズの組み込みを想定したムーブメントであったという点である。後の拡張性を想定して設計される例は少なくないが、技術が確立されておらず、各機構のためのスペース確保が命題となっていた登場初期の自動巻きクロノグラフムーブメント開発の中で、機能拡張を想定していたことは注目に値する。

その上で、クロノマスター オリジナル トリプルカレンダーは、Cal.3019PHCを搭載した初期モデル「A386」の意匠を復刻し、エル・プリメロの最新バージョンであるCal.エル・プリメロ3600にトリプルカレンダーとムーンフェイズを追加したCal.エル・プリメロ3610を搭載しているという点が、これまでの歴史と深く結びついているということが分かっていただけるだろう。

本作の文字盤はスレートグレーで、シルエットのスポーティーさにシックなテイストを加えている。このトリプルカレンダーは、2時位置に月表示、4時半位置に日付表示、10時位置に曜日表示で構成される。Cal.エル・プリメロ3610独自の配置として、3時位置は60秒積算計、6時位置には60分積算計とムーンフェイズ表示が同軸で配され、9時位置がスモールセコンドとなっており、文字盤外周部には10分の1秒の測定をサポートするスケールが刻まれている。

「デファイ エクストリーム」Ref.97.9100.9004/02.I001
ゼニス「デファイ エクストリーム」Ref.97.9100.9004/02.I001

自動巻き(Cal.エル・プリメロ9004)。53石。時刻表示:3万6000振動/時。クロノグラフ機能:36万振動/時。パワーリザーブ約50時間(時刻用)。Tiケース(直径45mm、厚さ15.4mm)。20気圧防水。254万1000円(税込み)。

クロノマスター スポーツはモダンでスポーティーなモデルであったのに対して、ゼニスのコレクションの中で最も前衛的でスタイリッシュなスポーツモデルは「デファイ エクストリーム」であろう。本作は、文字通り“エクストリーム”な機能を有している。

本作は、クロノグラフ機能によって驚きの100分の1秒単位での計測を可能とするモデルだ。2時位置のプッシャーを押すことでセンターのクロノグラフ秒針が勢い良く動き出し、1秒で1回転し、1周を100分割したスケールによって100分の1秒を測り取る。

ここで疑問が生じる。1秒を100分割できるということは、内部の機械はそれと同等の周期で作動していなければならないが、どのように実現しているのか?

答えは、3万6000振動/時で作動する時刻を表示するための輪列と、クロノグラフ機能のために36万振動/時という超ハイビートで作動する輪列を独立して設けているのだ。共用しているのは巻き上げ機構と地板程度であり、テンプも香箱もそれぞれに設けられていることから、完全に独立していると言ってよいだろう。なお、時刻用の主ゼンマイは自動巻きローターで巻き上げ可能であるが、クロノグラフは手巻きのみとなる。

このあまりにも特徴的なムーブメントは、デファイコレクションのアイコンとなる12角ベゼルに呼応するようなエッジの効いたシェイプのチタン製ケースに収められる。文字盤はサファイアクリスタル製であり、ムーブメントの機構を鑑賞可能としていることもポイントだ。
  


Posted by geekieclomervl at 12:25Comments(0)